受胎にからむ迷信

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迷信ほど道を誤らせるものはない。そして、受胎にからむ迷信は実に多いのだ。私は苦笑をこらえて詳しく説明した。
「精子の貯蔵量は一定していてね、いくら禁欲したって大量にためられるものじゃない。満タンになれば製造も自動的にストップ、放出すれば再生産スタート、という仕組みなんですよ」
それに、一週間もためておけば、精子に老化現象が起こってくる。つまり、出番を待つうちに疲れがたまって”老兵”になる。
これじゃ出ていっても戦闘能力は著しく低下、とても受精する元気などなくなってしまっているのだ。
「ふ-ん。そんなもんですか」G子さんは考えこんだ。やがて、かわいい微笑を私に向けた。
「つまり、二、三日に一度が一番いいってことね」「そう、いくら若くて元気でも最低”中一日”は置かなきゃネ」私も微笑で答えた。
もし、ここで→出会った相性が合う人と結婚しても仲が悪くなったらここを思い出してください。

■□■□■□コラム■□■□■□
「それまで女子高だったから、大学に入ったらどんな恋愛ができるんだろうって夢は膨らんでたんですよ。
ただ、今思うと、大学時代に出会った男の子はみんな自分にとってつまらなかった気がする。私自身が自分をそのまま出していなかったせいだと思うんだけど、
自分とは合わない人たちのネットワークの中にいたんじゃないかなと思う。
でも、つまらないなんて何様だって、自分で自分を抑えてたから、そのままそこにいた人の一人とつき合うようになったんです。
ほかの出会いを開拓しようなんて気持ちもなかったし、結局そのままその人と結婚することになった。平凡が一番って妙に思い込んだりしてましたね」
彼とつき合う前に、彼を交えた何人かが彼女の実家に遊びに来たことがあった。
そのときに母親が彼のことを「あ-いう地味な青年もいいね、しっかりして」と一言もらしたのだという。